モチベーションの本質

近年になり、よく言われていることに、若い社員のやる気が感じられない。給料やポストをチラつかせても、反応がほとんどなく何を考えているのかわからない。という管理職の嘆きを聴くことが多くなっています。そこで、やる気=モチベーションについて少しお話したいと思います。

モチベーションの本質とは、「どうしてもやらないと生命や生活自体または自分の存在意義が危うい」か「どうしてもやりたい」という非常に両極の部分の渇望感からくるのではないかと思っています。我々、高度成長期の人間のモチベーションは、前者の危ういを回避するモチベーションが強かった時代ではないかと思います。生命までは脅かされることはありませんでしたが、生活が危ういとか、同期との競争が危ういとか、やる気とハングリー精神とが混然一体となったエネルギーだったような気がします。

しかし、現在の若い人のすべてとは言いませんが、マジョリティーとしては、生活に困窮することも少なく、運動会でもお遊戯でも順位や役割の差別のない中で育っており、勝ち負けということに表だって闘志を燃やすこともないまま社会に出てきています。ミレニアムエイジ(2000年以降に生まれた人々)には、勝ち組とか負け組という概念もないようです。

こういった、ミレニアムエイジの人たちを会社内で、やる気を出させるために給料やポストや競争心で煽ってみても、反応しないばかりか、「この上司は、我々のことを全く理解していない」というように、逆にやる気をなくしてしまうということになってしまいます。

ではどうするかといえば、これは、会社と働く人の関係の哲学を根本的に見直す必要があると同時に、顧客と同じように社員に対してもマーケティングの考え方を導入していく必要があります。この続きは次回にいたします。