2012年

7月

03日

若者の消費スタイルの変化

ある経済雑誌を読んでいたら、本の紹介で、東洋経済新報社から出されている松田久一さんが書かれた「嫌消費世代の研究」というものの一部内容が書かれていました。今年の本ではないようですが、若者の消費スタイルが、今までマーケティングで使われていた「世代別消費の典型パターン」が急速に壊れていることを、若者の言葉で表現しているところが面白くて、ちょっと紹介します。

1885年以降に生まれ、もの心がついた時にはバブルは崩壊していて、思春期はずっとデフレな世の中を見てきた世代の消費感覚を若者の言葉でこのように書かれています。

「ガムをかむのは疲れる、ビールなんて苦くて飲めない、薄型テレビなんていらない、ワンセグで十分、地下鉄があるのに車を持つなんてバカ、ローンを組んでまで買うなんて考えられない」

ガムをかむのは疲れるなんて、聞いているこちらが疲れてきますが、真意を考察すると、見栄とか虚勢とか我々の世代が若かった時にはとても縛られていた価値観が、すっぽりと剥げ落ちて我々より素直でおとなな感じを受けて、つい笑ってしまいました。

彼らは、情報を集めてスマートに暮らす(エコも含み)ことが、第一で、人生高望みはしないで、節約は常識、そしてまわりから突出しないで穏やかに暮らすのがモットーだとか。

そういえば、最近の就職志向も公務員志望が更にアップしたということで若者の安定志向が明確に出ています。

大企業も倒産するのを見ていますからね。

しかし、そこで、ハタと次のような推測を私はしてしましました。

この若者の傾向は、もしかしたら男女平等の進化も背景にあるのではないかと・・・?

もちろん景気が大きな背景にあることは間違いないとして、見栄とか虚勢というものが見事に剥げ落ちて、まっとうでおとなな感覚の消費をするようになったのは、職場でも家庭でも男女差別がなく、飲み会でも割り勘で平等という世代は、我々の見栄や虚勢を張って異性の気を引くためにローンで車やスキー用品を買うような必然性がないのではないかという仮説です。つまり、男性側が常に女性に対しアクティブで女性はパッシブというものがなくなったことも大きなファクターではないかと思うのです。

ローンで車を買って、女性をドライブに誘って、海辺のレストランでごちそうするなんてことは、誘われた女性も、「このひと、どういう感覚しているの?!」となってしまうのでしょうね。

これは、いいとか悪いとかのことをいっていません。あしからず。