2012年

9月

02日

パラサイトがLITSに

LITSとは、LIving Toggether Singleの略で、マーケティング・リサーチの株式会社タイムカレント(http://times-current.co.jp/)という会社が、言い始めたことばです。

その定義は、30代から40代で首都圏(1都3県)に居住・有職の独身者で、実家で親と同居している人、ということのようです。

このタイムカレント社が調査した内容では、いままでパラサイトなどと揶揄されてネガティブだったイメージを周囲および自らが持っていたものが、経済的・震災も含めた社会的環境の変化から、ポジティブとは言わないまでも、ノーマルな生活スタイルとして考えられるようになっていることをアンケート調査で明らかにしています。

特に東京都がその割合が高いのですが、結婚を焦らない人たちの増加と、経済的負担の大きい都会の生活、親が子がいつまでも家にいることに対しての抵抗感の減少の3つが相まって、経済的・心理的な依存関係が出来上がっているといえるではないでしょうか。

またアンケートデータの中では、食事はほぼ毎日家で食べるという結果が出ており、結構堅実な生活をしているのではないかという推測ができます。また、家に対しては、平均42,810円をいれており、10,000円以下の完全パラサイト系は22.3%というデータになっています。

このようなアンケートデータを見せていただくと、やはり、30代から40代のLITSの人々の可処分所得がかなり高いのではないかという仮説が成り立ち、個人消費や資産運用や自己啓発投資などのマーケットに期待が持てます。

長期的に見れば、少子高齢化をますます後押しするような流れになっており、あまりいい感じはしないのですが、マーケターとしては、この現実を受け止め、彼(彼女)たちの消費のパターンを分析し、的確なコミュニケーション政策を立案しなければなりません。

彼(彼女)達が、親に対して感謝の意を表すようなプレゼントを月に1回ぐらいのペースでするような低価格高頻度のプレゼントアイテムなどが考えられると思います。それは、送る側も贈られる側も心理的満足度の高いものでなければならないでしょう。