2012年

9月

04日

メーカーも美味しいノンアル飲料

3年前ぐらいにキリンビールから出されたノンアルコール・ビールが爆発的にヒットして売り切れになってから、次々に各社がノンアルコール・ビールを出し始め、昨年ごろからノンアルコール・カクテル、ノンアルコール梅酒など次々とノンアルコール飲料が出てきて、百花繚乱の様子です。ノンアルコール・ワインは出ているかどうかわかりませんが「それって、ただのグレープ・ジュースだろ!」と突っ込まれると思われるので、ないかもしれません。

このノンアルコール飲料のコマーシャルがまたすごくて、テレビやビルボードや電車の中吊りなど、この夏大々的に露出されていました。

そうまでして、ノンアルコールに力を入れるよりも、普通のビールの宣伝したほうが儲かるのでは、と思う方もいるかもしれませんが、これが大変儲かると思うのです。

それは、消費者のある勘違いを利用しているともいえます。

ノンアルコール・ビールにしてもノンアルコール・カクテルにしても、消費者はイメージとして、ビールのカテゴリーやカクテルのカテゴリーというように、お酒のカテゴリーとして認識しています。たぶん、売り場も、お酒売り場にあるのではないかと思います。清涼飲料の売り場にはおかないですよね。

しかし、売り場はお酒売り場でも、酒税という国税で見ると、それは清涼飲料と何ら変わりありません。

ビールなどは、たぶん40%ぐらいの酒税がかけられているはずですから、高いのはやむを得ない部分があります。

しかし、その横にまったく酒税のかからないノンアルコール・ビール(たぶんビールとは表示していないが、見た目はビールと同じように感じる)が、少し安く売られていれば、消費者はビールのカテゴリーとして、よく考えずに買ってしまうというシナリオです。

従って、ビールを売るより利益率ではなく、利益額も高いという事態が発生します。350ml缶でスーパーで100円から135円で売られている清涼飲料なんてほとんど売れないのに、ビール売り場に行けばどんどん売れてしまうという、メーカーにとっても流通にとっても美味しい商品です。

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コメント: 1
  • #1

    とし (火曜日, 04 9月 2012 14:25)

    なるほどね。若い人のアルコール離れもあるし考えたね。