駅ナカ販売に?

8月31日に家の近くのJR東中野駅にアトレという駅ビル商業施設ができました。

運営は、JR東日本の連結会社の株式会社アトレがやっています。

最近、新宿や上野などのターミナル駅以外の中小の駅にもこのアトレという商業施設がかなり多くなってきているようです。

乗降客にとっては、通勤や移動のついでにショッピングやサービスなどが済ませられることは大変便利でありがたい話です。

しかし、私はちょっと釈然としない感じを持ってしまいます。

それは、JRがこの商売にとって最高の土地を手に入れた時の背景にあります。

もともと、JRの土地は国鉄の土地であり、国民の財産だったはずです。そして、JRが民営化するときに何十兆という赤字が存在していました。そして、その負担は民営化するJRが全額負担したわけではなく、喫煙者や最終的には国民の税金でほとんどが処理された経緯があったと理解しています。

そんな状況の中で、国民のインフラである鉄道を民間で効率よく経営していくということで、国民も重要な足として不可欠であるという認識で国民負担を認めたわけです。

そして、新宿などの大きなターミナル駅には、いろいろな路線が集まるプラットフォームとしての商業施設は必要なものと認められると私も思います。

しかし、東中野などの中小の駅の周辺には、一歩外に出ればすぐに商店街がいくつも存在しており、飲食店もたくさんあります。

JRが今の土地を自分の資金で国からすべて適正な値段で買い上げていたならば、それはなにも言える話ではないのですが、国民負担で赤字を帳消しにして、そこで運輸という本業だけではなく商売をする場合は、その利益を国民に返すべきだと私は思うのです。

民間だから利益を上げることはまっとうな話ですが、運輸の生産性をもっともっとあげて運輸でしっかりした利益をあげて、物販などの部分は、駅周辺の商業地域を冒さないよう配慮すべき立場にあると思います。駅という最もおいしい商業の部分を、あたかも自分ですべて買ったような使い方をしてほしくないと思います。