コロワイドがレックスHDを買収子会社化

先日、ブログで外食産業の厳しい状況というものをお知らせしたばかりですが、昨日、ニュースで「牛角」などを展開するレックスHDが、「甘太郎」などを展開するコロワイドに買収されるということが報じられ、本日コロワイドのHPで正式にレックスHDの66.6%の株式を取得し子会社化することが発表されました。

外食系では、最近で最も大きな再編が行われることになります。

レックスHDは、「牛角」をはじめ「温野菜しゃぶしゃぶ」「土間土間」「かまどか」など比較的知名度のあるチェーン展開をしている大手の外食産業の一つです。

かつては焼肉ブームに乗り、ものすごい勢いで店舗を伸ばしていました。その時にとった戦略が、フランチャイズを中心とした店舗拡大戦略でした。その時、店舗展開をするうえで大きな役割を果たしたのがベンチャーリンクというコンサルティングであったと記憶しております。そして、ベンチャーリンクは今年3月に民事再選法の適用を申請し事実上倒産しました。

このフランチャイズという店舗展開のやり方を追求したのか、以前はam/pmというコンビニエンスストアを買収した経緯があり、また成城石井という高級スーパーマーケットも傘下に入れるなど、小売りの域にも挑戦しましたが、どちらもうまくいかず売却するという結果に終わっています。

そんな中で、リーマンショックがありレックスHDの経営は厳しくなっていき今回の買収となったわけです。

一方、コロワイドは積極的な外食のM&Aを行っており、居酒屋や回転ズジなど次々に買収による拡大を続けてきています。

この会社の店舗戦略はドミナントであるということですが、状況をみるとそうとばかりは言えないような気がします。

買収した企業を見ると、北海道から栃木、名古屋、関西といろいろなところで買収をしており、少数店舗の企業もそのなかに含まれます。

そして、その店舗のブランドを見ますとこれが大変な数になります。

居酒屋・ダイニングバー  12ブランド

レストラン        11ブランド

回転寿司          5ブランド

焼肉            7ブランド

和食            8ブランド

カラオケ          3ブランド

ラーメン          2ブランド

カフェ           2ブランド

以上合計で50もの店舗ブランドを持っており、そのブランドごとに人・モノ・金・情報が必要になるため、スケールメリットが相当ないとシナジー効果が難しい状態にあると予想されます。

そこに、新たに4つのブランドが加わることから、相乗効果がどれだけあるかが未知数と言えるでしょう。マーチャンダイジング的には、神奈川に大きな工場を設置したとのことなので、高い効果が期待されるところですが、まだまだ目が離せない外食の動きです。