会員制通販サイトの台頭

9月20日(木曜日)

2~3年前ぐらいから通販で洋服や雑貨や靴なども買う人がかなり増加してきました。

背景には、インターネット上での商品のプレゼンテーションが、実際に見た時と変わらないぐらいにイメージできるようになったとや、返品可能でその送料もメーカー負担するということで、消費者のハードルを下げたことがあります。

靴なども、履いて見ないとわからないようなものも、一度目は返品しても、2度目からは返品率がガクンと減少するということで、購入が増えています。

今までは、アマゾンや楽天などの総合型のネット通販が強かったのですが、最近はまた、新しい動きが出ています。

それは、会員制で商品もある程度絞った通販業者です。

ZOZOtownなどもその分野ですが、今注目を浴びているのは、「MONOCO」などの会員制通販サイトです。

このサイトでは、ブランドを中心とした衣料と雑貨を扱っているのですが、商品掲載から3日間だけは注文を受け付けて、受注分を生産して売り切るというビジネスモデルを持っています。在庫リスクがないので、その分価格を抑えて売り切るという形です。

会員になった人も、価格は安いことと、注文しないと無くなって今うという、注文しないと損をするという感覚を抱いてしまいます。

行動心理学では、「それをすると得をする」よりも「それをしないと損をする」という感覚を持った時の方が、人間は行動に移ることを証明しています。

なかなかうまい方法です。

さらに、商品の限定感も後押ししています。

そして、その戦略は、総合サイトでの買い物が個性の希薄化という弊害を持っているところにうまく入り込んだ、ニッチ戦略展開の典型例です。

大きいところだけが勝たないことを、サイバー上でもあることを証明しています。