TRIZという問題可決スキーム

9月21日(金曜日)

私のコンサルティングの問題可決のスキームのひとつとして取り入れている「TRIZ」をご紹介したいと思います。

TRIZは、技術革新のための創造的問題解決の方法論として、1946年にロシア人のG・アルシェラーによって生み出されました。

アルシェラーは、世界の20万件の特許のうち、発明的と言える水準にある4万件を対象に詳細な分析を行い、導き出した4つの法則を基に、汎用的な法則のみをデータベース化することで、あらゆる問題への解決策を確実に探す方法を編み出しました。

基本的には、技術的な特許を中心として考えられているので、製造業にとくに利用される方法論ですが、問題解決プロセスとしては、あらゆる問題に対して活用できるプロセスをと考え方を持っています。

問題解決のフロー自体は、単純です。

1.問題の設定

2.問題解決の目標設定

3.根本原因の究明

4.アイデア創出

5.アイデアの評価と結合

この5つのフローを、漏れなくダブりなく、客観的に解決していける手法を提供してくれるものです。

3.根本原因の追究では、とかく原因と現象を間違えて対処療法的な解決アイデアを出しがちになる人間の思考を、状況を細かく分解して根本的な部分を把握しながら問題の根っこを明確にすることができます。

また、4.アイデア創出では、量と質の高さがよい解決策を生み出す基となることを意識し、創造的議論を展開できるようになりますし、そのアイデアをメンバーでさらに高めていく手法も用意されています。

5.アイデアの評価と結合でも、いいアイデアを選んで終わりではなく、その良いアイデアをもうこれ以上ブラッシュアップできないところまで完成していくプロセスがあり、発明の原理がそれをバックアップするという仕組みになっています。

現在では、インテル、サムスン、P&G、ボーイングなどが、このツールを本格的に導入して、知的財産を築き上げています。

どうぞ、活用をご検討ください。

ただし、導入してから定着までは、それなりの時間がかかることも事実であることを前提として認識していただく必要があります。