2012年

10月

01日

戦略立案の基本的な思考順序

10月1日(月曜日)

今年も、早くも10月に突入しました。

昨日は、台風17号で、せっかくの中秋の名月も、雨と強風で楽しむどころではなかったですね。

これからは、一挙に年末の商戦に向かって、市場は動いていくことになります。

先月、戦略立案の肝という話をしまして、そこでは戦略の肝は「客観的な情報収集による角度の高い分析」と「集中と選択」であるとお話ししました。

今日は、その戦略の肝を実施していく前の、戦略立案のための基本的な思考順序というお話をさせていただきます。

戦略を立案する際は、私の場合、理念・ビジョンを核にして戦略を立てますので、将来どういう姿になりたいのかということが基本なので、将来に描いた絵から、その過程でどういう位置になっているか、そしてそれを実現するためには、今何をやらなければならないかという、将来からの逆算方式で戦略を立てる癖がついています。

しかし、現在ビジネスをやられている経営者の方は、これの思考順序ができない方が多いのです。

現在ビジネスをやられている方は、どうしても過去の成功体験と現在のおかれている状況から、今と未来を積み重ねていくという、過去からの延長線上の戦略を立てる癖がついているようです。

高度成長期の真ん中であれば、その方法で何ら問題はないと思いますが、現在のような過去の成功体験が通用しない、変化のスピードが速いという時代の中では、積み上げ式は通用しなくなっています。

では、どうすれば逆算方式の思考順序が可能になるかということですが、これはやはり、第一に「理念・ビジョン」という未来のゴールをきちんと設定することが必要であり、また重要だと思います。

この厳しい時代に、理念もビジョンも言っていられないという意見もありますが、厳しい時代だからこそ「理念・ビジョン」が重要になってくるのです。このソーシャルメディアが進んだ世の中では、企業の姿勢というものが問われる時代となっています。その厳しい市場に対して、会社の社会に対する姿勢というものを、理念・ビジョンという形で発信していくことは必要不可欠であり、その理念・ビジョンに真摯に向かっていく企業しか生き残れなくなるということでもあると思います。