2012年

10月

02日

病んだ組織の特徴と対策

10月2日(火曜日)

組織運営というのは、そこにいるのが人間であるために非常に難しいものです。

そして、それをうまく運営するもの時代によって変化するという性格を持っていることも、さらに運営を難しくしています。

昔であれば、物が不足していて、生活も苦しかったことから、「モノの入手による生活の向上」というシングル・モチベーションで組織の活性化をしてきましたが、現在では、それだけでは組織は活性化しません。

ドラッカーは、「病んだ組織の特徴」として10の内容をあげています。

①会議が多すぎる(全体時間の25%以上が会議に使われている)

②気配り優先(本質に言及しない・本気で議論できない)

③職責がない人を重視(人事などスタッフ部門が幅を利かせる)

④組織変更が多発(組織変更で何か改善できると考える)

⑤経営層・管理者層の年齢の偏り

⑥管理層が多い

⑦目標が明確でない

⑧権限の過度の集中

⑨無能なものを放置(能力が定性に評されない)

⑩部門間でもんだいが頻発(セクショナリズムの横行)

これらの問題がある程度散見される会社の真の問題点は、ほとんどが、経営者層の「理念・ビジョンの形骸化と、目標と戦略の一貫性の欠如」が原因であることです。

従って解決法は、組織をいじることではなく

1.環境を見据えた、理念・ビジョンの再構築

2.それを実現する目標と戦略の立案と一貫性

3.理念・ビジョンと目標・戦略を経営者自ら組織に宣言し浸透

  させる

4.そして、組織のモチベーションに対するマーケティングを行う

ことです。

組織のモチベーションに対するマーケティングとは、戦略を実行する組織を構成する人々が、どのような状態のときに戦略に向かって一体感を持って行動できるかを知ることです。

そして、そのマーケティングにより、目標に合わせた評価基準を提示すれば、いちいち会議をせずに、部署間とも同じ目標を共有し、本気で議論ができるようになっていきます。

理念・ビジョン→目標・戦略→評価基準を明確に提示することの重要性をご理解いただきたいと思います。