2012年

10月

03日

デフレ・スパイラルの中での成長戦略

10月3日(水曜日)

民主党の第3次内閣の人事が発表され、あと2か月だろうといわれる民主党政権の新しい内閣がスタートしました。

政治家は、大臣になることが目標なのか、入れ替わり立ち代わりで首が変わっていきますが、景気の方はまったくよくならない状況です。

国民の平均年収は、下落の一途をたどっておりデフレ・スパイラルに入っていることを肌で感じます。

このようなデフレーションのなかで、いかに成長していけるか(生き残りも含め)という戦略を、自社内で問う必要があります。

成長戦略の基本は、アンゾフの成長戦略が基本になります。

市場と自社の製品・サービスの2つの軸を基に組み合わせて、戦略を考えていきます。

まず、製品・サービスを 既存製品でいくか、新製品を開発するか

そして、市場を 既存市場を対象にするか、新市場を対象にするかです。

既存製品・サービスを既存市場で成長させる戦略は、市場浸透戦略

既存製品・サービスを新市場で成長させる戦略は、市場開拓戦略

新製品・サービスを既存市場で成長させる戦略は、新製品開発戦略

新製品・サービスを新市場で成長させる戦略は、多角化戦略

以上4つの組み合わせができます。

リスクの少ない順から言いますと

1.市場浸透戦略

2.市場開拓戦略

3.新製品開発戦略

4.多角化戦略

となり、企業がどれくらいリスクをとれるかが制約条件となります。

しかし、すでに市場のシェアを多くとっている企業は、それ以上のシェアを獲るためのコストが、今までのシェア獲得コストより加速度的に上がる傾向にあるため、新たな市場を開拓するか、新製品を投入するかのほうが、コスト的に安くなることがあるので、一般的なリスクだけで判断はできません。

多角化については最もリスクが高い戦略ですが、その戦略をとる場合は、現在の製品・サービスと関連した新製品であり、企業が現在持っている知的財産から派生し、現在の製品と相乗効果が見込めることができれば、リスクは低く抑えることができます。

また、既存市場と新市場の競合状態がどのようになっているのかによって判断が変わってきますので、成長戦略と競争戦略の二つをクロス分析して最終的な成長戦略を立てていく必要があります。

デフレ環境での戦略の立案についてはインフレの時と比較して、失敗の許容度がぐんと低くなりますので、十分な分析をすることが肝要となります。