2012年

10月

09日

ブレインストーミングのポイント

10月9日(火曜日)

企業で、新しいアイデアの立案や仮説検証をする場合、ブレインストーミングを活用することが多くありますが、ブレインストーミングを効果的に行うには、効果的な進め方とルールがあります。

まず、ブレインストーミングにある程度の準備をしたうえで参加してもらうことが重要です。

ブレインストーミングを開始する時点で、そのチームが把握している事実を頭に入れて、ある程度同じレベルで開始できることが必要です。

次にブレーンストーミングの進め方としては、「発散」と「収束」という順序で進めていくことが重要です。

1.発散

準備段階で、ある程度同じレベルの知識が入っているメンバーが、一度白紙の状態になり、自分が思いついたものを制約条件など気にしないで、どんどん意見を出していくことが重要で、ここで求められるものは、「質」より「量」です。ブレインストーミングの発散の段階で「量」が獲得できないと、選択肢が非常に狭くってしまいます。

発散でのルールは、

①悪いアイデアというものは存在しない

②ばかげた質問というものも存在しない

③だれか言ったことを否定しない

④誰かが言った意見にどんどんアイデアを付け加えていくのもOK

⑤恥ずかしさをかなぐり捨てる

⑥出た意見が全員で見れるよう工夫する

です。柔軟で突飛なアイデアからブレークスルーが可能になります。

日本人の場合は、自分の思った意見を言わない風土がありますので、リーダーの存在が重要になります。

リーダーは、メンバーから忌憚のない自由な意見が出るような雰囲気づくりと、意見が出てきたらドライブをかけられるような「乗り」のスピード感をファシリテイトできる明るい人が向いています。

2.収束

収束では、発散の時とはまったく別の意識が必要です。

メンバーから出された幅広い多くの意見を、コンセプトごとに分類していく作業を論理的に全員で行っていきます。

そして、ある程度の分類に分けたら、その分類をまとめる文章を作ります。

この場合のリーダーは、冷静な論理的に進められる人が適しています。

これを見ると、発散は右脳中心の創造性の作業が行われ、収束では左脳中心の理論性の作業が行われることがわかります。

今は、答えのない不透明感の強い時代となっています。

このような時に、複数の人間が、ゼロベースで意見を出し合って、新たなブレークスルーを発見することはとても重要なことです。

ブレインストーミングはそのような時に、とても役に立ちますし、メンバーのモチベーションアップにもつながります。

ただし、組織が目指すビジョンや基本戦略がメンバーに徹底されていることが前提です。さもないと烏合の衆の言いたい放題になってしまいますので、そこをしっかりやってから進めることが必要です。