日本マグドナルドの決断

2012年11月2日(金曜日)

昨日、日本マグドナルドの原田CEOが、来年度も110店舗ほどの店舗を閉鎖するという発表を行いました。

日本マグドナルドは、昨年も400店以上の閉店を実施しており、積極的に不採算店を閉店しています。

現在、マグドナルドは約3,300店ほどですから10%ほどの店舗を閉鎖したことになります。

スクラップ&ビルト自体は、外食チェーンの戦略では重要な政策であり、新陳代謝をしながら成長を実現していくということは至極まっとうな戦略です。

原田CEOも「戦略的閉店」と呼んでいます。

しかし、今回の発表でもう一つ明らかになったことは、スクラップした後の既存店の売り上げが、1~9月前年同期比で2.2%マイナスだったことです。

これは、さすがの原田CEOも心中穏やかではないと思います。

積極的に不採算店を閉鎖した後だけに、なおさら厳しい数字に思えるでしょう。

では、既存店売上のマイナスの原因を見ますと、既存店客数は前年同期比2.9%のプラスを計上しています。

そうすると、客単価が昨年よりも大きく落ち込んでいるということがわかります。

その客単価を落とした原因は何かということは明確に提示することはできませんが、マグドナルドを利用するお客さんのニーズが変わってきたということが言えるのではないかと思います。

今世の中は、デフレ状態にあり内食・中食・外食の平均単価がやはり下がっており、ワンコイン(500円)以内で昼飯を済ませられる環境が非常に多く出てきています。

そのなかで、マグドナルドのセットメニューはかなり高い感じがするのではないかと思います。

また、ハンバーグとポテトとコークのような組み合わせ自体も限界にきているのではないかと思います。

新しい価格帯の構成とメニューの見直しが求められているのではないと推測しています。