2012年

11月

19日

戦略について

2012年11月19日(月曜日)

我々コンサルタントは、問題解決をしていくうえで、常に、戦略的思考という考えを持って取り組んでいきます。

戦略というと戦うことをイメージしますが、最高の戦略とは戦わずして目的を達成することにあります。

つまり、戦うことが目的ではなく、目的を達成するために戦うというか、競争するという手段をとることがあるということです。

また、完全に目的を達成するだけではなく、最悪の事態を避けるという選択をすることも戦略的思考に入ります。

戦略的思考には、次のような優先順位があります。

1.戦わずして目的を達成する

2.有利に戦って目的を達成する

3.不利な戦いの中でも負けないように持ち込む

4.不利な戦いから逃げる

というようなものです。

従って、戦略的思考では、何が何でも勝つというような無謀な考えをなくし、グレーの部分も場合によってありという考え方をします。

それでは「戦略的」ということはどういうことかというと、

1.状況を把握する

2.状況を判断する

3.自分の実力を判断する

4.状況と自分の実力をすり合わせ最も有利な解決策を立てる

ということになります。

ここで、重要になってくるのが「情報」と「判断」となります。

その情報の基となるのは「データ」です。

「データ」は「事実」であり、「データ」を集めてそこから見えてくる意味を解釈したものが「情報」となります。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」といった孫子の兵法は、今のビジネスシーンでも十分通用する戦略の真髄を表しています。

今でいえば「市場を知り、競合他社を知り、新規参入者を知り、自社の経営資源(知的資源を含む)を知れば、百戦危うからず」ということでしょうか。

そして、最も理想的な解決策は、市場のニーズに新たな価値を提供するイノベーションという活動であり、戦わずして勝つための最も効果的な方法であるといえます。