組織活性化のポイント

2012年12月6日(木曜日)

先日、組織の成立要件として3点をあげました。

1.共通の目的

2.貢献意欲

3.コミュニケーション

この3つがそろわない組織は、1+1が2だけか、2にならないどころか、悪い場合はマイナスにさえなる可能性があります。

共通目的を基にしたコミュニケーション、コミュニケーションによる貢献意識の向上、共通の目的に向かっての貢献意欲、というトライアングルのスキームがあって、組織は成り立ちます。

では、このスキームを形作れば組織は活性化されるかというと、そう簡単にはいかないものです。

その理由は、簡単です。組織は、人間が構成員だからです。

人間が構成員であるということは、個々の感情があるということです。

この感情というものが、組織活性化をするうえでの重要なファクターとなります。

貢献意欲やコミュニケーションというものを、理論的にだけ進められるのであれば事は簡単です。しかし、貢献意欲というものは感情の影響を強く受けて出現するものです。

従って、組織活性化を進めるうえで、いままでの理論的な枠組みに加えて必要になってくるのが、個人の感情とそれが集合となっている組織感情のマネジメントです。

この組織感情こそ、組織のパフォーマンスにおいて1+1を3にも5にもしますし、悪くするとマイナスにもしてしまう原因となります。

そして、この組織感情を上に向かわせるものは、まずは組織構成員の安心感です。安心を与えられた組織の構成員は、内面に憂慮が無くなったことで、顧客や目標に専念することが可能になります。

そして、その安心感の基盤は、あらゆる企業内活動のプロセスについて「明確な尺度と基準」が示されていて、業績基準が「透明性と公正性」があり、「機会均等が担保」されていることが第一になります。

それから、「感情」と「論理」の使い分けが必要です。

組織または個人が、高い目標を達成した場合は、しっかり「認知」しているということと、「賞賛」を与え、「感情的な高揚感」を与えることが有効です。

仲間の成功を、自分のことのように喜んでくれる上司や仲間がいれば、その快感をまた味わいたいと人は思うものです。

また、目標に行かなかった場合には、今度は感情的ではなく、冷静に注意をする、原因の分析をする、といった論理的な対応をすることが重要です。

これを繰り返すことで初めて、組織の感情が上を向く発射台ができることになります。

論理的なスキームだけでなく、組織の感情というもののマネジメントを進めることが、組織活性化の両輪であると思います。