2012年

12月

25日

プロジェクト・マネジメントの重要性

2012年12月26日(水曜日)

21世紀に入り、IT技術やインターネットそして物流の高速化などにより、製品・サービスの進化やコモディティ化のスピードが速まり、頻繁なイノベーションの持続が求められています。

そのようなイノベーションを行う際には、通常の機能別組織の中で行っていると、思わぬ人手や時間を要してしまって、なかなか進まない場合が多々発生します。

これを解決するためには、プロジェクトを組んで、組織横断的なコマンドを作ることが有効であることは、誰もが理解することだと思います。

特に、現代のようなスピードが求められる時代には、ある時期を過ぎてしまえば、そのイノベーションも無意味になったり、他社に先を越されて後塵を拝することが多いからです。

しかし、このプロジェクトという組織運営を成功させるためには、いくつかのハードルがあります。

.経営者層の強力なコミットメントとサポートが必要になる

イノベーションとは、リスクを引き受けて失敗もある程度覚悟の上で遂行するという、危険を冒して実行する部分があります。それに対して、経営陣が等しく高いレベルでコミットメントしなければ、プロジェクトの参加者も通常の機能組織の人たちも不安感が先に立って、100%の力を出したり、協力したりしなくなってしまいます。

2.機能別組織の長がそのプロジェクトを理解しコミットメント

 することも重要

機能別組織の長は、機能別の業績に責任を持っており、海のものとも山のものともつかないプロジェクトに対して、優秀な部下を出すことに消極的になるというのが人情です。それは、機能別組織の業績を落とすことにもつながるという危惧があるからです。

また、プロジェクトの内容が自分の機能別組織の売上等に大きな影響を与えることになる場合も多くあります。

そんな場合は、プロジェクトに協力的にならないどころか、潰しにかかるなどということも発生します。

そのような場合、経営者は、長期的な視点から会社にとってそのプロジェクトの先にある全体像を機能別の長に理解させ、プロジェクトに対してコミットメントさせることと、プロジェクトが開始されてからは、彼らに進捗状態をオープンにしていく必要があります。

3.プロジェクト・リーダーの能力が成功を左右する

プロジェクトは、上で述べたように、今までにないことを、できるかできないかわからない中で、しかも寄せ集めの人間を一つの目標に向かって束ね、かつ、限られた時間と予算の中で成功に導くというマネジメント・スキルが求められます。

このことから

①リスク・マネジメント能力

②タイム・マネジメント能力

③バジェット・コントロール能力

④リーダー・シップ能力

⑤構想力

⑥実行力

⑦分析力

⑧バランス・センス

⑨コミュニケーション・スキル

などが求められる極めて厳しい職務です。

この他にも、寄せ集めのプロジェクトメンバーがどのような状況にあり、それをまとめ、さらにストレスを解消する能力など多岐にわたります。

そして、経営陣やその他の利害関係者に対してプロジェクトの状況と、先の見通しを説明できる力が必要になります。

プロジェクト・マネジメントは、現代では企業に必須の能力になりつつあります。

2013年は是非、プロジェクト・マネジメントのスキルを持つ人材を育成してはいかがでしょうか?