酒類業界の状況

2012年12月28日(金曜日)

今年もこれが最後のブログになります。

本年は、皆様方にご愛顧いただき誠にありがとうございました。

2013年は、更に精進を重ね、皆様方のお役に立てるよう奮起いたしますのでよろしくお願い申し上げます。

年末の忘年会に、そして正月の家で、さらに新年会とお酒を飲む機会がこの時期は集中いたします。

でも、Yahoo!のトピックスでは、日本のビールの消費量が7年連続で減っているという記事が掲載されていました。

そこで、国税庁のデータを調べたことろ、日本では平成6年をピークに酒類全体の消費量が減っているというデータが出ています。

そして、全体の中で、いろいろなお酒の勢力分布が大きく変化してきています。

          平成6年      平成22年

清酒        1,257        589

焼酎         607        923

ビール       7,057       2,764

発泡酒         17        948

果実酒        123        262

ウイスキー      165         94

ブランデー       40         8 

リキュール      193       1,754

スピリッツ等      33        212

その他醸造酒      12        808(千kl)

このように、清酒とビールが大きく減っていて、ビールの代替品の発泡酒が伸びていましたが、これも最近は減少傾向です。

ウイスキーは、ハイボールの流行がこの後に来ていますので、かなり回復しているのではと推測されます。

安定して伸びているのが、蒸留酒では焼酎、醸造酒では果実酒、それからリキュールとスピリッツ等です。

具体的には、芋焼酎とワインと缶酎ハイなどが清酒とビールやウイスキー・ブランデーからシェアを奪っています。

この変化から私の推測を申し上げますと、食生活がかなり洋風になったことと、この変化がかなり相関関係を持っているのではないかと思っています。

清酒からワインへの変化は、価格差の減少という追い風を受けてかなりシフトしており、これからもその傾向は強まるのではないかと推測します。

また、これも推測になりますが、高い高級なお酒よりも手軽に飲めるような缶酎ハイのようなお酒へのシフトも考えられます。

したがって、酒類業界で起きている現象としては

1.多様化

2.洋風化

3.単価下落

という状況にあるのではないかと思われます。

このような厳しい種類販売状況で小さな酒屋さんが向かうべき方向の一つは、セレクトショップのような酒屋さんになることが必要になってくると思います。

つまり、集客のポイントを価格ではなく、お店のコンセプトを明確にして品揃え・接客・サービスをコンセプトに合わせ徹底していく方法です。そして、そのコンセプトにあったお酒とその他の商品の販売です。

例えば「パーティ」というお店のコンセプトを作ったならば、パーティで盛り上がるようなグッズを販売するというような販売戦略です。

つまり、お酒という縦の方向のお店という考えから、「パーティ」のような横方向からの切り口でお店を作ってしまうのです。

これは、立地によっても相当変わって来ますので、立地と客層を十分リサーチする必要があります。 

 

それでは、皆様、よいお年をおいしいお酒と共に迎えられることを心からお祈り申し上げます。