2013年

2月

11日

メーカーのインターネット通販サイト

2013年2月12日(火曜日)

インターネット通販専門業者はもちろんですが、大手小売業やコンビニエンス・チェーンが次々にインターネットにおける通販サイトを開いています。

そして、最近は、小売業を流通の主力としている一般消費財メーカーのインターネット通販サイトも増えてきました。

通常、一般消費財メーカーは、販売チャネルを卸を通してか、または、直接に小売店で売ってもらうことを基本の流通と考えていますので、それを犯すようなことは、小売り側の反発を招きかねないのですが、そこを上手く回避しながら、販売とは違う目的を持って通販サイトを開設しています。

例えば、ライオン歯磨きのLIONオンラインショップの特徴は、

1.店頭販売していない商品の販売

2.まとめ買いや定期購入などへの対応

3.ギフトなどの特別包装・メッセージカード対応・のしかけ

といった、小売店店頭とバッティングすることを極力抑えながらのオンラインショップを展開しています。

どうしてこのような中途半端と思えるオンラインショップを展開しているのかというと、その理由は

1.ブランドの消費者とのコミュニケーション

です。

オンラインショップではなくホームページでもコミュニケーションは図れますが、その量は期待できないですし、オンラインショップであれば、販売を通じていろいろな形でコミュニケーションが可能となります。

例えば、もっと小分けにしてほしいとか、柑橘系の香りのものもほしいとかダイレクトにコミュニケーションが行えます。

2.消費者との関係つくり

販売だけではなく、商品カテゴリーの特徴や使い方を説明したり、開発のプロセスを説明して共感を得たり、特別プロモーションを実施したり、試食会や試用会を開催したりして、消費者との関係強化を促進する場としての利用です。

メーカーにとってのオンラインショップは「販売拠点」というよりも「ショールーム」という位置づけで開いているという感じです。

あくまでも、販売チャネルは小売店であるということを前提にしています。

しかし最近は、小売り側がプライベートブランドに非常に力を入れており、ナショナルブランドよりも目立つ棚の位置に置かれ、量と質の両面で店頭プレゼンス(露出度)が下がってきています。

そのビジビリティ確保のためと、消費者のナショナルブランドへのロイヤルティ維持の目的もあるのではないかと私は見ています。