2013年

3月

06日

経営を担う人材に求められる資質

2013年3月7日(木曜日)

激動の今後を担う経営のコア人材を選ぶときに、その基本的な資質というのをしっかり見ていく必要があります。

今日は、その資質についてお話ししたいと思います。

経営を担うコア人材に求められる資質

1.基本的な姿勢

経営を担う人間は、あらゆる方面から注目を集めます。

従業員・取引先・金融機関・株主・競合他社・地域コミュニティーなどです。

これらの人たちと会社の核としてコミュニケーションを取っていかなければなりません。

そのためには、企業理念・価値観をしっかりと身に着けることが出発点であり、コミュニケーションの中身は、その理念・価値観とシンクロしたものとなります。

そして、それを伝えて影響を与えていくためには、トップ層としてふさわしい品格と安定感があることが必要となります。

 

2.必要条件

これは昨日も申し上げましたが、その人材の過去の経験と実績です。

今までの経験の種類・内容・多様性が高いレベルで保持されていることで、トップ層に存在するバックボーンとすることができます。

また、上でのべた従業員や取引先をはじめとする利害関係者にどれくらいポジティブな認知を保有しているかも重要です。

 

3.十分条件

これはリーダーシップにおけるコンピテンシーを持っているかどうかです。

リーダーとして成果を生み出し続けるための思考パターンと行動パターンを持っていなければ、継続的な成功を続けることはできません。

機会とリスクを理解し、選択肢を発想し、大局的に判断する能力が求められます。

また、状況を様々な角度から把握でき、対応できるバランス感覚、つまり、トレード・オフをマネージメントできる能力も必要です。

さらに、戦略を立案するだけでなくその戦略を組織に浸透させ、組織を同じベクトルにスピード感を持って動かすための、コミュニケーション能力も求められます。

 

4.理想条件

これは、ボードメンバーになって責任を受け入れ、あらゆる事態に冷静な判断をしていくうえで必要になってくるものですが、現在の自分自身のポストをこなすのにいっぱいいっぱいになってしまうのではなく、さらに伸びしろがある、更に成長する可能性を持っていることが理想形となります。

以上4つ視点から経営を担う人材を、客観的な外部の視点を中心に見極めることで、将来の企業が外部利害関係者の理解のもとに成長することとなります。

また、この4つの条件を満たす人材の育成を同時に進めていく必要性はいうまでもありません。

なぜ、これほどまでに経営陣の高い資質が求められるかは、変動の激しい時代だからであり、変動の時代には、単にマネジメントが優れているだけではなく、リーダーシップにより新しい方向を示し、理解させ、モチベーションを維持させていける能力が求められるからです。