2013年

3月

10日

リーダーシップ人材戦略

2013年3月11日(月曜日)

将来を担う経営陣を企業内で育てていくためには、それなりの経験とリーダーとなるためのコンピテンシー(能力)開発を行う学習が必要となります。

そして、先週お話ししたように、メタ認知能力をいつも発揮し、高度の客観性を持って自らを見つめ、フィードバックを行い学習を繰り返すループ型学習をするように指導することが求められます。

では、始めに未来の経営陣にどのような経験を積ませるかということですが、それは以下の内容になります。

■成果を出す経営陣に必要な経験

1.早い段階で数字やデータで客観的に経営的判断を経験する

2.若いころから経営トップとじかに仕事をする経験

3.異質の仕事を複数担当した経験

4.ゼロからの立ち上げプロジェクトの経験

5.盛り上がった組織で仕事にのめりこんだ経験

これらの経験があることが、「客観的」「全体的」「抜本的」「創造的」「意欲的」の5つの経営者として根底に持っておくべき土台を作り上げていきます。

また、リーダーシップ能力は、トレード・オフを高いバランス感覚で両方を保つことが求められます。

1.思考と判断のトレード・オフ・マネージメント

      感情の理解⇔論理性

      多様性⇔独自性

2.行動のトレード・オフ・マネジメント

      緻密さ⇔大胆さ

      慎重さ⇔迅速さ

3.対話のトレード・オフ・マネジメント

      謙虚さ⇔明確な主張

      ボトムアップ⇔トップダウン

「思考」・「判断」、「行動」、「対話」においてトレード・オフの両面を常に意識しながら、「いつ」「どこで」「だれが」「だれに」「なにを」「どのように」「どれくらい」という状況判断を加えながら「思考」「判断」「行動」「検証」「学習」という終わりなきループを繰り返すことが将来の経営陣を育てることになります。

とても厳しい内容のように思われますが、とても厳しい時代に入ってしまった以上、競争を勝ち抜くためには、まず、経営陣の人材戦略上避けて通れない条件となってきています。