2013年

3月

12日

選択と選抜を組み合わせた人材マネジメント

2013年3月13日(水曜日)

昨日は、人材マネジメントにおいて個人の選択という、働く人たちの自律的なキャリア構築の場を提供していくことが求めらていることと、それに応えるマネジメントシステムを構築することが、結構大変でなかなか進んでいないことをお話ししました。

では、どのように個人のニーズを汲み取って組織を活性化していくのがいいのかをお話ししたいと思います。

結論から申しますと、個人の「選択」というニーズと、組織の「選抜」というニーズをシームレスにつなげていくということです。

いいかえれば、選択と選抜の融合とは、組織がキャリア開発に関して、個人に選択肢を与える際、満たすべき要件を提示したうえで選択させ、結果的に選抜という組織のニーズも満たしていくというスキームを作るということです。

■選択と選抜のサイクル

1.まず、組織側が選択肢と要件・基準を提示

2.個人が要件・基準を満たしたうえで選択

3.組織側が、そのなかで選抜

というサイクル・スキームを構築します。

ここでサイクルと言っているのは、この選択肢への挑戦は繰り返しチャレンジできることで個人の学習とモチベーションを向上させる意味を持っています。

このスキームの中で個人は、「しなければならないこと」「したいこと」「できること」の3つを自らの中で整理したうえで、キャリアを自ら選択していくということが可能となります。

企業側は、要件と基準を満たし自ら選択してきた意欲ある人材の中から最も適した人材を適所に当てはめていくことが可能となります。

まとめると、この選択と選抜のスキームのメリットは以下の3点となります。

1.専門分野のレベルアップ

選択と選抜によるキャリア開発は、個人がやりたい仕事を志向し企業に貢献していれば、自分を生かせる分野でキャリアを歩むことを保証するもので、そのため専門能力を一層向上させようという機運が高まりやすくなります。

2.適材適所の実現

組織側の一方的な論理ではなく、個人の希望・意欲を優先した適材適所を実現させることが可能になり、人材の能力をいかんなく発揮できるようになります。

3.モチベーションの向上

選択と選抜による昇進・昇格は、要件や基準が明確に示され、個人は自分の意志でエントリーするため、公平で透明性の高い健全な競争の場を創りだします。働く人たちは公正で透明な競争の場において、そして自分の選択権がある場合モチベーションが高まる資質を持っています。

すなわち、「選択」と「選抜」の人材マネジメントは、個人側から組織のパフォーマンスを上げる仕組みとなりうるということです。

そのためには、理念・ビジョンから構築された「全体戦略」を基本とした、各要件と基準の明確化ならびに、人事評価の透明性の確保とコミュニケーションの充実など、スキームがスムーズにサイクルするためのベースの構築を、経営者と人事部とラインが一緒に作りこんでいくことが重要です。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    Mitsue Gagne (水曜日, 01 2月 2017 23:37)


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