クラウド・ソーシングの時代

2013年3月25日(月曜日)

私のHPで昨年来からお話ししていることは、事業プロセスや事業ポートフォリオのフルセット主義から、コアな事業とコアな人材を、育成またはM&Aやヘッドハンティングして、グローバル化・IT化したビジネス環境で競争力をつけることが重要である。ということです。

この動きは、グローバルレベルで広がっています。

そして、欧米でも日本でも急速に進みつつあるのが、「クラウド・ソーシング」(crowdsourcing)の普及と利用です。

crowdは群衆であり、インターネットを意味するcloudではありません。群衆の英知を経営資源として活用するということです。

これは、企業がインターネット上で個人から技術やアイデアを募り、オンライン上でプロジェクトを進め完結していくという、通常であれば社内で行うような企画立案やデザインや作業を外部個人にアウトソーシングする形態です。

つまり、これからは「自前主義」からの呪縛にとらわれず、低コストで世界中の知識・スキルを利用した外注戦略がグローバル+ネット時代の成長のカギを握るという時代に入っていきます。

経済学的にも完全競争市場に近いモデルに近づくと思います。

つまり、需要側と供給側の情報のギャップが無くなることで、最も優れていてかつ経済的な製品・サービスを手に入れることに近づくことができるようになります。

現在、クラウド・ソーシングのプラットフォームは萌芽期から黎明期に移りつつあります。

日本では、いくつかのクラウド・ソーシングのプラットフォームが存在しています。

代表的なものでは

・クラウドワークス

・ランサーズ

・CROWD

・designclue

・C-team

・getstage

などです。

現在クラウド・ソーシングで多く利用されているものは、ロゴやキャラクターなどの意匠系の公募とwebdesignなどのプログラミングなどのプロジェクトが多い状況になっています。

しかし、現在プラットフォームの拡大と拡充によって、職種も広がっています。

・ウェブ・モバイル制作

・開発・プログラム

・デザイン・クリエーター

・ネーミング・ライター

・タスク・作業

・ビジネス・その他 などです。

(ランサーズHPより)

コンサルティングなどもクラウドで一部利用されています。

getstageでは、アーティストのクラウド・ソーシングを専門としています。

このように、企業はその時々に必要と思われる経営資源を、インターネットを介して、世界中の英知を募集し獲得することができるようになったのです。

また、フリーランサーなどの個人も、インターネットを介して、代理店や人材派遣会社を通さずに企業と直接プロジェクトを展開できることになります。

企業は、コストダウン+高いパフォーマンスの獲得

個人は、機会の増大+高い収入のチャンス

ということが可能になってきています。