2013年

7月

21日

シェアリング・ビジネス

2013年7月22日(月曜日)

21世紀に入り、世界的に急激な人口増に伴う「資源の枯渇問題」や「環境問題」がクローズアップされることにより、若者層を中心として「所有」から「使用」の時代へと意識が変わってきています。

そのような、世界的な流れの中、で各個人がそれぞれ必要なものを持つという消費傾向から、現存するものをシェアし合いながら稼働率を上げることで、全体的なコストを削減しようという消費が増えてきています。

これは、特に大都市圏で顕著になっています。

そのような流れをシェアリングとも言うわけです。

具体的にどのようなシェアリング・ビジネスがあるでしょうか。

1.シェアハウス

2.カーシェアリング

3.コワーキングスペース

などが、ビジネスとして成長しています。

大都市圏では、まず、土地の値段が高いということがあり、働く場所や住む場所を都心で確保するためには非常に高いコストが必要となります。

そこで、現存する家やオフィスを共有することで、負担を分け合って固定費を抑えて、都心の固定資産を最大限に活用できる方向に向かっています。

また、このような生活スペースの共有や職場スペースの共有は、人と人の情報共有やお互いの啓蒙活動というメリットもあり、オープンマインドで多様性を受容する人たちにとっては、物理的コスト削減というだけではなく、人脈作りや協業などのソフトの面での成長に役立っています。

カーシェアリングにおいても、都心では公共交通網が発達しており、車を持っていても平日はほとんど使わないという人が多いことと、駐車場が少なくそして高いことから、車を持つことは合理的でないという人の双方の利害が一致する土壌があるために、カーシェアリングと駐車場シェアリングは急速に発達しています。

カーシェアリングが発達した背景には、インターネットによる情報提供と予約システムが容易で、決済も簡単になったことも促進を後押ししています。

また、若者の間では古着を購入する文化も普及しており、タンスの中に眠っている衣服などもリユースされています。

インターネット上のオークションサイトもあり、C2Cでいろんなものを売買できる環境もあります。

このような、経済的に合理的な消費活動が促進されていくことは、GDPにとってプラスかどうかは疑問ですが、地球のサステイナビリティからするとエコであることは間違いないでしょう。

これからも、SNSをはじめとするインターネット上の情報共有が進むにつれて、いろいろなプラットフォームを創って仲介する人がどんどん出てくると思います。

プラットフォームは、ネットワーク外部性という掟が作用しますので、いかに初期に参加者を多数獲得するかがカギとなります。

「発想」と「仕組」みと「スピード」の3つがその成否を決めることになるでしょう。