加重平均資本コスト

2013年7月29日(月曜日)

企業は、永続的な事業を展開するために、継続的な設備投資や研究開発投資を行っていかなければなりません。

その場合、投資のための資金を調達しなければなりませんが、基本的には2つの資金調達があります。

1.借入や社債という負債(返済の義務がある資金)

2.株主資本(返済の義務のない資金)

この2つの資金は、金融機関や投資家から流入する資金ですが、株主資本は1.の借り入れや社債の負債に劣後するという性格を持っています。

つまり、負債資本が契約に基づく利息と元本をきちんと受け取った後に残ったものがあれば、それが株主資本のものとなります。

ゆえに、株主資本はリスクが高いので、リターンも高く要求されることになります。

この2つの資金調達を効果的・効率的に組み合わせることで、その資金調達コストを低くすることで、設備投資や研究開発投資のハードルレートをさげることが可能になります。

その結果、他社にはハードルレートをクリアできない投資でも、自社には投資ができるということが可能になってきます。

■加重平均資本コストの計算

株主資本の比率×株主資本コスト+負債資本の比率×(負債の金利×1-税率)

となります。

この式でわかるように、負債による資金調達は法人税の節税効果があるということがわかります。

したがって、負債が全くない資金調達よりも、負債を無理なく利用した資金調達が有利となってきます。