2013年

8月

25日

人材力が企業力

2013年8月25日(日曜日)

暑さもようやく峠を越した感がありますが、不安定な天気が続いていて、豪雨や雷などで被害が出ています。

これは、海水温が上昇していることも大きな原因になっており、積乱雲が発生しやすい環境になっているのではないかと素人ながら考えています。

話は変わりますが、近年、機械化⇒ロボット化の流れやIT化の流れが加速していく中で、人材の考え方が昔と変わってしまい、または、変わっていくことが明確になってきています。

それは、高度成長期の労働集約型の時代の人材育成は、全体の平均をあげるという考え方が最も適した考え方でした。

つまり、工場や事務や営業で働く人の平均値をあげることが、他社との競争に勝つポイントであり、「一律」という考え方が昇進・昇給・報酬・待遇について適用されてきました。

そこでは、突出した能力のある人材は必要ないと考えられるだけでなく、全体の調和を乱す異端者として敬遠されてきました。

しかし、その平均的レベルの人材の技術や事務能力は、機械化・ロボット化そしてIT化によって、かなりの割合でコンピュータで制御された24時間365日文句も言わずに働くものに変わってきています。

これから必要とされる人間は、このようなロボット化やIT化になった時代でも、付加価値を生み出せる能力のある人間となることは明白です。

つまり、機械などでは代替できない、「創造力」と「構想力」と「実行力」を兼ね備えた会社をけん引する人材です。

全体「一律」という発想は捨て、会社の将来を担う人材を早期に発掘し、教育し経験させ責任を与えていくという少数精鋭型に切り替えていく必要があります。

したがって、採用から昇進・昇給・報酬も公正でありながら、能力に応じて大きく差がついていく方向性にならざるを得ません。

優秀な人材が重要であれば、それは、企業の将来を決めていく人材であり、その人材が他社に渡すことは脅威となるからです。

今は、日本のブルーチップといわれていた大企業が苦戦している理由の一つにこの人材の問題があります。

世界のグローバル企業の人材戦略は、優秀な人間を世界中どこからでも能力があれば、破格の待遇を持って採用し、ダメであれば解雇し、成功すればさらなるインセンティブがつくという世界になっています。

このような、スピード感とハイリスク・ハイリターンの厳しいビジネス環境は、人材の良し悪しが企業の業績を決めるということは、アップルのスティーブ・ジョブスをはじめ多くのエクセレントカンパニーで見られます。

今は、変化が激しい時期であり、グローバル化がさらに進展する時代です。

このような時代には、今までの常識では異端者とされていた人の中から、一気に組織を新たな方向にけん引していくことがよくあります。

したがって、企業は人材を採用することに最大の関心を払うことが重要になってきます。

また、これからの企業の価値判断という点でも人材中心になってくると思います。

株式市場での株価や、金融機関の融資は、資産がいくらあるかではなく「人材」特に「キーパーソン」が誰かによって大きく変わる時代になってくることは間違いと思います。