2013年

9月

15日

東京オリンピック決定後の株価

2013年9月15日(日曜日)

今日は、台風の影響で東京は、夜中から雨が降っていて、今日1日はずっと雨模様のようです。

さて、先週は、2020年のオリンピックが決定しました。

オリンピックは、政治や経済や宗教や人種を超えて、地球の人たちが一堂に会してスポーツを通して交流し合うという重要な意義を持っています。

クーベルタン男爵の「参加することに意義がある」という言葉は、単なるお題目でなく基本理念としてこれからも大事にしていくべきだと思います。

しかし、現実的には経済効果とか活性化などという理由で招致合戦が行われており、IOCもそれをあおるような選定になっているように思います。

個人的には、オリンピックを道具として扱っている感じが違和感を覚えるところです。

しかし、すでに2020年に東京オリンピックは決定し、経済的な効果を期待する声がものすごい勢いで高まっているような報道が全体を占めています。

東京都の試算では直接的経済効果は約3兆円で、民間アナリストの予測では間接的には150兆円の経済効果があるという試算もあるようです。

そこで、ちょっと、市場は今回のオリンピック決定をどのように見ているのか、ここ1週間の株価を追ってみることで確認してみたいと思います。

先週の1週間での株価上昇率のベスト30を業種別に見てみます。

1.建設業         上昇率159.26%

2.建設業         上昇率151.25%

3.電気機器        上昇率145.70%

4.建設業         上昇率115.00%

5.ガラス・土石製品    上昇率100.83%

6.サービス業       上昇率98.31%

7.建設業         上昇率96.03%

8.倉庫・運輸       上昇率92.26%

9.建設業         上昇率78.08%

10.建設業        上昇率75.79%

11.倉庫・運輸      上昇率75.54%

12.情報・通信      上昇率70.09%

13.その他製品      上昇率70.05%

14.建設業        上昇率65.22%

15.サービス業      上昇率62.63%

16.情報・通信      上昇率54.62%

17.医薬品        上昇率53.70%

18.卸売業        上昇率52.43%

19.卸売業        上昇率51.58%

20.建設業        上昇率50.50%

21.サービス業(ホテル) 上昇率49.11%

22.情報・通信      上昇率48.31%

23.建設業        上昇率47.57%

24.電気機器       上昇率46.48%

25.情報・通信      上昇率46.48%

26.鉄鋼         上昇率45.83%

27.建設業        上昇率44.71%

28.建設業        上昇率44.44%

29.建設業        上昇率43.75%

30.情報・通信

と、このようになっています。

上位30銘柄の40%を建設業が占めました。これは、予想通りというか、市場は建設関係の需要がこれから伸びることを予想してのことだと思います。

また、8位と11位に倉庫・運輸業が入り、19位に卸売業というのが入っています。

これは、築地・晴海・有明に存在する企業で、2020年に開催される東京オリンピックは湾岸地域で行われることから、その辺の地価が上昇するという期待から、資産価値としての上昇分を期待してのことだと思います。

ちなみに、19位の卸売業は築地市場です。

これを見ると、建設と開催地区の地価高騰への期待感というものが見えてきます。

では、全体を見る上で日経平均はここ1週間でどのような動きをしているか見てみます。

9月6日  13,860.81円

9月10日 14,205.23円

9月11日 14,425.07円 

9月13日 14,404.67円

オリンピック決定前と決定後では約25%ぐらい株価が上がりました。

しかし、11日に最高値をつけてからは、伸び悩んでいる感じがします。

今年の日経平均の最高値は、5月22日に記録した15,627.26円ですので、まだ、1,200円以上の開きがあります。

もう少し見なくてはならないと思いますが、市場はオリンピックの経済的効果に一部への期待しかしていないように思います。