2013年

12月

01日

ブランド・マーケティング

2013年12月1日(日曜日)

今年も後1か月で終わろうとしています。

今年も、ITの進化はさらに進んで、モバイル端末での情報の収集や、やり取りがアプリケーションの増加に伴い爆発的に多くなっています。

こうした情報の氾濫したなかで、商品やサービスを売っていくことは非常に大変です。

そして、今までのようなマス・マーケティングに依存した量のコミュニケーションだけでは、成熟化した市場で継続して利益を出していくことがとても難しくなっています。

今までは、モノを売るために宣伝広告や販売促進で、いかにそのモノが優れているか・安いかというコミュニケーションを中心に、売れなくなれば、また新製品を出してマス・マーケティングでプッシュしていくという繰り返しを行ってきました。市場が拡大して成長している時代であれば、市場の需要が次々にその量的プッシュを受け入れてくれました。

しかし、高齢化が進み人口が減っていく中で、この手法だけを繰り返していると、コストばかりが拡大していきます。

そして、それよりももっと大きな問題は、新商品もあっという間にコモディティ化して、製品ライフサイクルが、成長期から成熟期を経ないで、いきなり衰退期に入るという、同質競争の罠にはまってしまって、利益を享受することが難しくなっているということです。

こうした状況から脱出するためには、差別化をしなければなりません。

しかし、もう、現代で製品というモノの差別化をすることは難しいですし、したとしてもすぐにキャッチアップされてコモディティ化してしまうという事態になってしまいます。

そこで、モノのあふれている現代において差別化のキーとなるのが、ブランド・マーケティングです。

そこで、ブランド・マーケティングのポイントをお話ししたいと思います。

ブランド・マーケティングにおいては、品質は最低限上位レベルにあることは必要条件です。明らかに他の商品やサービスと比べて劣るものはブランドにはもちろんなりえません。

ブランドとは、そのモノの価値に情緒的な価値を加えたものとして差別化を図ることです。

モノの価値は、数字的に比較することができるので同質競争のアリ地獄に陥りやすく、現代ではすぐにコモディティ化も起きてしまいます。

しかし、情緒的価値は人それぞれ違いますし、ある人にとっては全く価値がないが、ある人にとっては値段に代えがたいかい価値があるというものです。

また、情緒的価値はすぐになくなってしまうものではありません。

それは、その商品やサービスだったり、企業そのものだったりしますが、情緒的世界観を創って、それを市場に徹底してコミュニケーションしていくという徹底力が重要になります。

つまり、プロポーズしたい人たちをフォーカスしてターゲティングして、こう思ってもらいたいというプロポーズを、その人たちに届く最も効果的なチャネルを選定しメッセージしていくことです。

商品やサービスは、その世界観を体験するための一アイテムであるという逆転の発想も必要です。

また神は細部に宿るという通り、ブランド・マーケティングでは、細部にわたりその世界観をイメージできるようにこだわりが必要になってきます。

ディズニーランドでは、ファンタジーという世界観から、リアルな現実にゲストが戻らないように、キャストたちがゴミ一つ落ちていないようにパフォーマンス付きで、掃除を徹底させています。

食材を偽装するなど、自らのブランドを一気に貶める行為は、ブランド・マーケティングの世界ではしてはならないことです。

ブランドは、構築するまでに大変な労力と徹底力が要求されますが、陥れるのはとても簡単に硝子のように粉々になります。

ターゲットの顧客が、共感し忠誠心を強く持ってもらうには、何度もいいますが徹底力が必要です。

そして、そのブランドが築けたとき、同質競争の罠からブルー・オシャンに出て、売り上げと利益を長い間にわたり享受できるようになります。