消費税UPと販売戦略

2013年12月15日(日曜日)

来年2014年4月1日から、消費税が5%から8%に引き上げられます。

この消費税のUPに伴い、耐久消費財はもちろん、小型家電そして衣料や雑貨など、消費期限がないものについては、前倒しの購買が発生することが予想されます。

その前倒しの商戦は、なにも3月ということではなく、ボーナス月の今月から仕掛ける必要があります。

なぜなら、12月という月は実質的にも精神的にも財布のひもが緩んでくる時期ですので、通常のクリスマス・年末の仕掛けとは違った仕掛けをすることで、消費税前の駆け込み需要も先取りできるチャンスとなります。

では、どのような仕掛けが必要かというと、通常のクリスマス・年末商戦を前倒しで短期間で終了させて、12月25日からは、春物を早めに展開することで、財布のひもが緩んでいる間に、先手必勝の仕掛けをしていくことが重要になってきます。

通常、衣類などは、年明けにクリアランスセールを行いますが、それを、クリスマス前に終了させてしまうのです。

すでに、大手は、消費税UPが決まった瞬間から、計画的に前倒しのセールを実施しています。

ユニクロなども、早めの冬物バーゲンを実施しました。

中小小売店がこの状況を知らずに例年のように販売計画を立てて、販売促進を行った場合、すべて後手に回って売り上げがダウンするという結果になる恐れがあります。

大手が、年内中にクリアランスセールを行ない、売上の大部分を獲得してしまってから、中小小売店が冬物クリアランスセールを行っても、既に、需要はしぼんでしまっているということが予想されます。

そして、年明けのクリアランスセールでは、赤字覚悟の在庫処分に走らざるを得ないということになりますし、そのころ大手は、春物の売上の先取りをしてしまっているでしょう。

そうなると、さらに春物の売上まで厳しい状況になります。

そうならないためには、計画を見直し、早めの展開を実施していくことが必要です。