2014年

6月

22日

新しい国民の祝日「山の日」

2014年6月22日(日曜日)

ちょうど1か月前ほどの5月23日に参議院本会議で、2016年から8月11日を「山の日」と定める改正祝日法が可決成立しました。

これで、日本の国民の休日は16日となりました。

これを日曜日の通常の休日と合計すると52日+16日で68日です。

年間を365日とすると18.6%がお休みの日となります。

これに土曜日を加えると52日+52日+16日で120日となります。

32.9%が休日となり、年間の3分の1が休日という計算になります。

国民の休日がどんどん増えていっていますが、世界的に見て国民の休日というのはどれくらいあるかを調べてみました。

1.アルゼンチン   19日

2.コロンビア    18日

3.日本       16日

3.香港       16日

4.タイ       15日

5.マレーシア    14日

となっています。

先進国を見ますと、

アメリカ       10日

イギリス         8日

フランス       10日

ドイツ          9日

となっており、日本の60%以下になっています。

これを見ますと、先進国=国民の休日が多いということはないようです。

むしろ、全体を見ますと発展途上国に多いように思えます。

ここで言えることは、

1.日本は世界でも国民の休日が最も多い国のひとつである

2.国民の休日の多さと先進国とは無関係である

ということです。

そこで、日本の有給消化率を見てみます。

データは、世界最大のオンライン旅行会社であるエクスペディアがとられた国際比較調査から引用させていただいています。

世界の有給消化率比較

日本     39% (6年連続ワーストNo.1)

韓国     70%

タイ     73%

アメリカ   71%

インド    75%

スペイン   87%

オランダ   84%

シンガポール 93%

香港     100%

フランス   100%

ダントツで日本は有給消化率が低くなっています。更にエクスペディアの調査では、日本人の17%は1日も有給休暇を消化しない人たちがいるという驚くべき調査結果が出ています。

フランス人にしてみたら、「どうして?そんなに仕事が好きなの」という声が聞こえてきそうです。

そこで、同じエクスペディアは次のような調査も行っています。

現在の仕事の満足度

日本    60%

韓国    70%

スペイン  73%

イラン   74%

シンガポール75%

フランス  77%

カナダ   78%

メキシコ  79%

イギリス  80%

ブラジル  81%

アメリカ  82%

ドイツ   83%

マレーシア 84%

インド   85%

ノルウェイ 90%

となっております。

これを見ますと、有給の消化率の低い日本と韓国は、仕事が大好きどころか、仕事に満足していない世界でトップの国になっています。

国民の休日は世界でもトップクラスで、有給休暇消化率が世界で最も少ない国の日本、そして、仕事の満足度が低い日本。

これを分析すると、日本人という国民性に行きつくような気がします。

全員がやることには参加するが、自分から申し出て主体性を主張できない。そして、今の仕事には不満だが、積極的に自分が望む職場に移るという変化を嫌う。

という国民性です。

国から決めてもらった休みは堂々と休めるが、自分で計画して仕事もレジャーも主体的にマネージするという発想があまりないように思います。

このような国民性は、いい面もあるでしょうが、個人的にはもっともっと自分を大事にして自分の人生は自分で決めるという方向性に行かなければ、グローバルでダイバーシティな世界と対峙していたないと思っています。

このことは、スポーツ観戦にも表れています。

日の丸を背負ったサッカーはとても盛り上がりますが、Jリーグになるとなかなか発足移行盛り上がっていきません。極端で怖い感じすらします。

また、国民の休日がどんどん増えることで、旅行業界がもろ手をあげて喜んでいるかというとそうでもありません。

国民の休日が増えると、ますます有給休暇の消化が少なくなり、それの意味するところは、国民全体が休みを取るので、宿泊設備・交通機関・テーマパークの混雑が集中してしまうということです。

余暇を楽しむ方も、受け入れる方も、全員が一挙に休むのではなくて、平均的に稼働することがお互いにとってメリットがあるということをもっと理解するべきだと思います。

政治家の皆様は、国民へのサービスと思って祝日を作ってくださっていると思いますが、その分有給休暇消化率が減って、休みが集中してしまうという副作用も考えていただきたいと思います。

土日と国民の祝日と有給休暇を合わせると、だいたい年間138日の休みになります。そうなると、37.8%が休みの日になります。

約4割が休みになるということは、とてもいいことだと思いますが、現場の働く人に聞いてみたら、「そんなに休みがあっても、お金もやることもない」という悲しい意見が出てきそうな感じがするのは私だけでしょうか?