2014年

7月

27日

労働市場を激変させるクラウド・ソーシング

2014年7月27日(日曜日)

一般的にクラウドというものは、インターネットをつかみどころのない雲つまりCloudに例えて表現することが多いようです。

クラウド型○○というよな言い方でそれを表現します。

しかし、今、世界中で急速に拡大しているクラウド・ソーシングは、雲のCloudではなく、Crowdつまり「群衆」の方の意味です。

最近、注目を浴びているクラウド・ファンディングなどもこの群衆を使っています。

民衆・大衆の意味を持つこのクラウドは、クラウド・ソーシングの場合は、会社に帰属する人材以外のすべての人々を意味しています。

ソーシングはSourcingで、部品外注などのように訳されていますが、クラウド・ソーシングで意味しているソーシングはハードなものだけではなくソフト分野を中心とした外注の概念になっています。

厚生労働省の基本的な労働市場の分類としては、正社員・派遣社員・パートタイマー(アルバイト含む)の3つに分類しています。

これは、基本的に企業と個人が契約を交わし、事務所などの現場に通勤させ、教育・指導・指示命令していくことを前提としているものです。

しかし、インターネットを前提とするICT技術の発達により、その状況は大きく変わっています。

今の日本は、団塊の世代が定年退職したことと少子化による若年層の減少に伴う生産年齢人口の減少と、アベノミクスとオリンピック景気のような一部労働集約型産業と医療・介護の人材不足、小売りや飲食などの人材が不足して正社員化に流れているようですが、それは労働集約型の一部の一時的なものと私は捉えています。

日本の産業は、すでに繊維や生産機械・電気・電子の肉体労働部分は海外移転・機械化・ロボット化で対応しています。

医療・介護、サービス、小売などのサービスを行うスキルを要する部分とオリンピック景気の建設業の人材部分が不足しているだけと思われます。そして、そこへの求職者が少ないというミスマッチが大きな人手不足の要因です。

それよりも、労働市場の大きな流れは、知識集約型産業を中心とした日本のような先進国での現象は、正社員、非正規社員・そしてクラウド・ソーシングの3つのカテゴリーに分類されていくと考えています。

なぜそうなるかというと、日本、アメリカ、ヨーロッパのなかの先進国で成熟市場では、持たざる経営が加速しているからです。

アップルが工場を持たなくても、iPhoneやiPadを世界中に売ることが可能です。

googleはオープンソースで世界中の頭脳を活用してアプリを作らせて、モバイルでは圧倒的に強いアンドロイド端末を普及させました。

従って、厚生労働省の思惑とは別に、2015年以降には正社員率は半分以下に移行していくと考えられます。

では、なぜ、このクラウド・ソーシングが急速に伸びているかといういうと、3つのポイントがあるのではないかと思われます。

1.インターネットの普及

2.クラウド・ソーシングの有力なプラットフォーマーの出現

3.時間・コスト・品質の効果が実際にとても大きい

私は、Eコマースの伸びと同じように、労働もインターネットで購入する時代が既に始まっていると確信していますし、これからも大きく伸びで行くことは間違いないと思います。

労働市場の買い手も売り手もそこのところの意味合いを十分理解してこれからの戦略を立てることが重要になっていきます。

今日は、長くなったので来週また続きを・・・・。