ペットの高齢化問題

2014年11月9日(日曜日)

私の友人の多くは、子供が中学・高校生になったころから家でペットを飼いはじめて、そのペットも13歳から15歳になって、いまでも家族の一員として飼われているのですが、犬や猫もこの年になると寿命が近づいてきたせいか、いろいろな病気をするようになったようで、がんの治療やら白内障の治療やら原因不明の嘔吐などで動物病院に行く回数がとても多くなったと話しています。

彼らは全員ペット保険に加入しておらず、または、加入したいと思ったときは加入年齢を過ぎてしまっていたことから、その治療費は一回につき数十万円になることもあり、かなりの財政的負担を強いられているようです。

彼らは皆、経済的には余裕のある人たちなので動物病院の勧める最先端医療を愛するペットに施していますが、2000年以降のペットブーム(特に小型犬の拡大)により、今、ペットの高齢化が問題になっています。

我々がガキの頃は、ペットは家族とは一線を画して飼育されていましたが、現在では、家族そのものとなっています。従って、病気になったときは、人間と同じように高度な医療もいとわないという飼い主が増加していますが、保険に入っていない場合は、かなり経済的な負担となります。

このような高齢化による急激な医療負担を軽減するためには、元気なうちから保険に入っておくということも必要ではないかと思います。

なにしろ、友人の奥様などのペットに対する愛情の強さを見ているとお腹を痛めた我が子と同じように苦しんでいるようで、話を聞いているこちらも可哀想でなりません。

私はペットを飼っていませんが、その最大の理由はそのペットの死に立ち会う勇気がないというものです。

ペットは、人間と違って言葉が話せないだけに余計辛い感じがしてなりません。

ペットに対する飼い主の異常なまでの「文字通りの猫っ可愛がり」も進行しています。

ペット用のエステやクリスマスケーキそしてペット用おせちは言うに及ばず、ペット用ジュエリー(本物の金・ダイヤモンドやルビー)などを金に糸目はつけないと言わんばかりにエスカレートしています。

ペット用のダイエット、ペットと共に入れるお墓など周辺産業も拡大の一途を辿っているようです。

ペット産業は、日本では数少ない成長産業であり、いろいろな企業が参入をしていますし、これからもこの成長は周辺産業を巻き込みながら拡大していくことでしょう。

この傾向は、ペットから家族そして家族中で最も愛される存在となっていくにつれ更にエスカレートしていくのでしょう。

私の友人の一人は、家族の序列が、妻→子供→犬→自分だといって笑っているくらい各家庭でペットの位置付けは高くなっているようです。

日本は、人間だけでなくペットの高齢化も問題になりつつあります。