2014年

12月

14日

エルニーニョで暖冬のはずが大雪

2014年12月14日(日曜日)

今日は、衆議院の解散総選挙の投票日となりましたが、日本列島は厳しい寒波襲来による大雪の恐れがあり、ただでさえ大義なき選挙と言われて投票率が低くなることが予想されているのに、この大雪で投票率が更に下がる可能性が高くなっています。

師走の慌ただしい中に、誰も反対していない消費税増税の延期を国民に問うなどどいう訳のわからない解散を行って何百億円も使う必要性は国民側にはありません。むしろ、政府側にその必要性があったと見るべきでしょう。

だから、「今のうち解散総選挙」などと揶揄される状況になっています。

今回の、解散総選挙の戦略は、現状と将来の経済状況と、野党の状況と、自公の状況の3つの観点からみて、政権を長期安定化するという意味では最も効果的な選択であり有効なものです。結果は、ほとんど見える状態までに完成されています。12月の師走に行うということも重要な戦術です。

話しがズレてしまいました。

今日は大雪の話です。

先週、北陸や東北そして四国の徳島まで大雪となってしまい、徳島という大雪とは無縁とも思われる地域で死者が発生するという事態となってしまいましたが、今週の週末も大雪となり、昨日気象庁から「大雪に関する全般気象情報 第4号」が出されました。

それによりますと、東北・北陸だけではなく関東甲信越・東海・近畿の北部

更に、中国地方・四国までを含め15cmから80cmまでの雪が13日から14日の朝までに降る可能性があり、14日も更に積雪が増えると予想しています。

今年は、エルニーニョ現象により、日本は暖冬になるのではないかという予報がありましたが、この大雪はどうしたことでしょう。

まず、先週・今週の大雪を降らせた大きな原因は、偏西風が日本付近の南側で大きく南に蛇行したことがあるようです。偏西風は、北半球では夏場に弱まり冬場に強くなるという性格を持っていますが、その偏西風が南に蛇行したことにより、北からの寒気が南下したということです。

逆にいえば、日本列島が通常の緯度よりも北に移動したような天気になってしまっているということです。

このような状況下で問題になってくるのが海水温ではないかと思います。偏西風の蛇行によって、寒気が南下したことにより乾燥した冷たい風が日本海と東シナ海に西から東に吹きつけます。しかし、海水温自体は南に位置していますので、北海道や東北の日本海よりも高い状況にあるわけです。そうなると暖かい海水温はどんどん蒸発して雪雲に発達しやすくなり、比較的南の地域、中国地方と近畿地方に雪雲が発達する構図が生まれるのではないかと思います。そして、その発達した雪雲は、中国山地を超えて四国まで大雪を降らすという結果になったのではないかと推測しています。

では、なぜ、偏西風が南に蛇行してしまったのかというと、いろいろな原因はあるようですが、やはり、エルニーニョ現象が影響しているようです。

通常、南ペルーの太平洋沖は、貿易風により海底の冷たい海水が水面までのあがり、偏西風の活動を押えるという効果があると言われていますが、エルニーニョ現象によりその海水温が下がらず偏西風が通常よりも強くなることで、地球上の偏西風の蛇行をもたらし、異常気象をもたらすという影響を持っているようです。

偏西風は、海水温、大陸の地形、南北の温度差など極めて多くの影響を受けるようですし、CO2による全体的な温暖化とも関係していることも予想されます。また、北極自体の寒気は強くないが、それが4つに分散して南下しており、その南下が偏西風の蛇行により日本付近に大雪を降らせるという結果になっているとう情報もあります。

寒気の南下と海水温の高さが合体すると、普段雪が降っていない地域に大雪を降らせるということが考えられ、普段、雪に対する対応ができていない地域ほど被害が大きくなるという構図になることが推測されます。

湿った雪が大量に降りますと、樹木が倒れる、電線が切れる、信号機が折れる、屋根や樋などが破損するなど、電気や交通を中心としたインフラが寸断されますのでくれぐれもご注意いただきたいと思います。