2014年

12月

21日

死亡者数の季節要因

2014年12月21日(日曜日)

今年も、残すところあと10日足らずになりました。

今年の冬は、意外と寒く大雪も降るスタートとなって、日本海側だけではなく四国でも集落が孤立するようなことも起きています。

私は、日本の最大の問題のひとつに人口減少問題を取り上げてきましたが、今日は、人口減少の問題そのものではないですが、死亡の季節要因についてお話ししたいと思います。

人口減少の問題は、出生数と死亡数の引き算でありますが、その一方の変数・死亡数に関するお話です。

厚生労働省の人口推計 平成26年11月報によりますと、

平成26年11月1日現在(概算値)

日本の総人口は、1億2708万人で前年同月に比べ22万人減少しています。

これは、出生数ー死亡数=人口増減となります。

この減少傾向は、出生数の減少と死亡数の増加で、今後、加速的に拡大していきます。

この死亡数ですが、これから本格的に来る冬場が夏場に比べて増加するという話が今日の主題です。

これから表すデータをご覧いただき、これから3月までの冬季が要注意の季節であることを認識いただければ幸いです。

データは、厚生労働省人口動態統計月報(概算)をもとに作成したものです。

データは、2000年から2010年の月別の死亡数を合計して算出しました。

また、月によって日数が違いますので1日平均の死亡数を基に月別に死亡数の比率を比較しました。

その結果は以下の通りです。

年間死亡数に対する月別の発生率

1月  9.53%

2月  9.36%

3月  8.86%

4月  8.39%

5月  7.95%

6月  7.50%

7月  7.51%

8月  7.57%

9月  7.56%

10月  7.98%

11月  8.61%

12月  9.17% 

これを見ると、1月が最も死亡率が高くなっていて、2月・12月と続きます。

このデータを、日本特有の四季という季節に分けて見ます。

春=3月~5月、夏6月~8月、秋9月~11月、冬12月~2月としました。

春 25.20%

夏 22.59%

秋 24.15%

冬 28.07%

となります。

冬の死亡率は夏と比較して、5%以上高い確率で死亡数が発生しています。

この原因は、寒い時期は血管が収縮して血圧が高くなるというような医学的な要因があると思います。

しかし、その前に、人間という生物は、ルーツが赤道付近の温度の高いところからきており、根本的に冬というような低温に対して向いていない生物なのではないかと推測します。

しかし、人間は、その生息域を北に北に伸ばしてきました。

それは、衣料・住居などの高度化と火の利用というものが大きな役割を果たしたということでしょうが、根本の人間の本質は変わっておらず、温暖な気候に身体を置いておかないと生命の維持に対するリスクが高くなってしまうのではないかと思います。

特に、年齢が高く代謝が落ちてしまった場合、低温という外的環境は非常に高いリスクを発生させるのではないでしょうか。

私は、医学的な知識はないのですが、統計的にこれからの冬にかけての死亡数を見ますとリスクが高くなることは間違いないと思いますので、皆様 くれぐれも体を冷やさないようにお過ごしください。