ラストワンマイル

2015年8月23日(日曜日)

今は、カタログ販売から、インターネットのサイトからの購入による宅配サービスが進化しており、当日配達も当たり前のようになってきています。

しかし、せっかく宅配業者が家まで宅配しても、不在により持ち帰り再配達するというケースが多くなっているようです。

国土交通省の試算によると、その割合は宅配の20%程度にのぼるということです。

これは、無駄な配送であり、再配達に伴うエネルギーの無駄とCO2削減に対しても逆行するものです。

この問題に対して、通信販売業者や宅配業者でも対策を始めています。

その対策は、大まかに言って3~4のパターンがあります。

ひとつめは、宅配業者の拠点での受け取りです。

これは、かなり前からあって拠点近くの人にとっては便利ですが、拠点が近くにない人や営業時間以外に受け取りたい人などには不便で、あまり広がっていません。

そこで、ふたつめは、コンビニエンストアでの受け取りです。

このサービスは、今や生活インフラとなっているコンビニエンス、つまりいつも立ち寄る店舗であり、24時間営業ということで急速に広がっています。

このシステムは、コンビニエンスにとっても、消費者の来店に繋がることでもあり積極的で、ローソンと佐川急便がお互いのビジネスチャンスとして新会社を設立したり、ファミリーマートでもインターネット業者の受取サービスを始めています。

みっつめは、宅配BOXの設置拡大です。

楽天は、大阪の駅構内に宅配ボックスを設置し、通勤通学の帰りに通販で買った商品を受け取れるサービスを開始しています。

アメリカでは、宅配の商品を家にある自動車のトランクに入れるという新種の宅配サービスも登場しております。

どうやって、宅配業者が車のトランクに配達するかというと、注文した消費者が電子キーをその日の配達用に設定して宅配業者に送信し、その電子キーを使って宅配業者が車のトランクを開けて注文のあった商品を入れてトランクを閉めると、そのテンポラリーキーは無効になり、その電子キーは使えなくなるという仕組みのようです。

また、別のパターンでは、あるエリアの常に自宅にいる民間人の人で拠点になってもらえる人と宅配業者が契約を結び、宅配業者はその拠点の自宅にそのエリア分の配達物をまとめて配送し、注文した人が取りに行く、または、その人が配達するというパターンがあります。

また、佐川急便では、佐川レディーという自転車を使って近所の配達を請け負ってくれる女性を使って配達もしています。

このような、宅配業者の拠点から消費者までの配達のラストワンマイルに関して新たな取り組みがたくさん始まっています。

これから、建設されるマンションはもちろんのこと、新しく建築される住宅にも宅配ボックスが最初から設計に入るということもたぶん進んでいるのではないでしょうか。

このように、通販業者・宅配業者・小売業者がいろいろとラストワンマイルの無駄を省くべく対策を練っているところです。

ITを使って、空いているスペースを使って、空いている時間を使って等いろいろと発想すれば新たなビジネスを作れるチャンスでもあります。

しかし、物流の問題はラストワンマイルだけの解消だけでは解決しない部分があります。

現在、通販業者が、リアルの店舗に対抗するために行っているサービスの最も強力な武器は、注文して届いたものがサイズが合わなかったり思ったものと違った場合返品OKというシステムを多く採用していることです。

衣料品や靴などのかなりファッション性の高い右脳で選ぶようなECには向かないと言われていた商品が、このサービスにより爆発的に伸びたのです。

これに慣れた消費者は、サイトを見てよさそうなものを5点ほど注文して、すべて試着したうえで気に入った1点を選び、後の4点は返品してしまうということを平気でしています。もちろん、返品の費用もただです。

これを、物流業界では、静脈物流と呼んでいます。

通販業者の物流センターから宅配業者が消費者に運ぶ物流が動脈物流で、返品を宅配業者が受け取りに行って、通販業者の物流センターに戻ることが静脈物流という訳です。

この部分が、非常に多く発生していることはあまりエコとは言えないものです。

個人的には、ファッション性の高い商品などは店で買いたいというステレオタイプの意識を持っていますが、若い人たちはインターネットが当たり前であり返品に対しても抵抗がないのでどんどん使っているようです。

これからは、リアルの店舗とインターネット上のバーチャル店舗がシームレスにつながるオムニチャネル化していくことは間違いないことで、すべてがECに流れるということは絶対にありません。

こだわりの商品を買いたいと思ったときに、その商品が手にとれて、その商品についての専門的なアドバイスを聞いたり、自分も知らなったような自分にぴったりのアイテムを教えてくれるようなリアル店舗は絶対に不滅です。

価格・便利だけがモノやサービスを選ぶ基準ではないことを売る側が捉えてリアルな店舗の価値を高めれば、お客さんは売場に来て会話を楽しみありがとうと言って買ってくれます。

話しが少しずれました。

便利な通販と楽しいリアルの両方をどちらも選べる多様性がどんどん広がっていくことが重要であり、ビジネスチャンスはいろいろとありそうです



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コメント: 1
  • #1

    Charolette Merino (木曜日, 02 2月 2017 01:50)


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