アマゾンに挑む新たなECサイト

2015年9月6日(日曜日)

今年、7月21日にアメリカで新しいオンラインによる小売りのウェブサイトが公開されました。

その名前はJet.comというものです。

この会社は、開店前にすでに多額の資金調達を投資家から受けており、その期待値は非常に高いものとなっています。

アメリカのECサイトでは、売り上げ規模的にはアマゾンが圧倒的な力を持っていますが、Jet.comのビジネスモデルがその牙城を突き崩す可能性を秘めているということで注目されています。

新しいECサイトJet.comの特徴は、会員制であるということです。

しかも、会員になるには会費を払わなければなりません。

その金額は、アマゾンのプレミアム会員の半額になっています。

アマゾンでは、プレミアム会員でもそれ以外でも購入することは可能ですが、Jet.comでは会員以外では買うことができません。

ちょうど、リアルの小売りの巨人ウォルマートとコストコというような関係がECサイトでも起ころうとしています。

では、Jet.comのビジネスモデルの特徴は何かというと、ECコマースにおける売り上げからは、利益を生み出さないという考え方です。

これはどういうことかというと、販管費=粗利益で販売における売上では利益を出さない仕組みです。では、何から利益をうみだすかというと会員の会費を営業利益として考えるということです。

このECサイトの会員になるということが顧客にとって付加価値となるということです。

そこでJet.comは、圧倒的な価格のダウンを実現し、アマゾン価格と比較できるようにして会員数をどんどん増やし、営業利益を拡大していくというモデルでスタートしています。常に、アマゾンよりも安い価格を保証するというシステムです。

会員になった人は、元を取るためにJet.comで買い物をしてくれて囲い込みにもなるという。

また、カートに商品を入れる場合1個買ったときと複数買ったときの単価が数量を増やすごとにどんどん下がっていくというシステムや、無料返品の権利を放棄した人には更に割引があるという仕組みも取り入れています。ファッション性の低い日用品などはこの特典によって更に安い価格で購入できます。

まだ、物流のスピードなどはアマゾンには及びませんが、価格の安さという点においては非常に魅力あるビジネスモデルということができます。

まだ、詳細については私も調査したいと思っていますが、巨人アマゾンに対してどれだけの売上をこれから作れるか目が離せません。