2016年日本経済のポイント

2016年1月11日(月曜日)

年初に、日本経済の展望について大きな流れについてお話ししました。

本日は、2016年というか2016年以降の日本経済について私なりに考えているポイントとキーワードをお話ししたいと思います。

まず背景についてお話ししたいと思います。

日本経済の背景

1.人口減少

2.少子高齢化

3.晩婚および未婚化4.価値観の変化

5.グローバル経済

6.ネットワーク社会

7.ビッグデータとIOT

他にも、医療費や年金・介護などの社会保障費の増大などもありますが、財政に関しては、今回触れないこととします。

これら、1~6まで上げたことを総合していて、日本経済の重要なポイントとして、グローバル化に影響されている部分と日本特有の現象を加味して次の3つのポイントが見えてくると思います。

1.シェアリングビジネスの成長

2.サブスクリプションモデル(定期定額購入モデル)

3.おひとり様消費対応モデル

この3つが、2016年以降の経済が進んでいく方向に行くための3輪の車ではないかと考えています。

この3つのポイントのいずれかを選ぶか、または、それらを組み合わせることで新しいユニークなビジネスを生み出せると思っています。

そして、その3輪の車を動かすためのエンジンおよびアクセルとなるのが、

1.インターネットの進化

2.クラウドの拡大

3.SNSによる情報交換と個人商取引の拡大を促すプラットフォームの生成

まず、今日は、3つのポイントの中のシェアリングビジネスについてお話ししていきたいと思います。

前回のブログで、私は日本人の価値観が変わっていると書きました。

それは、高度成長期の価値であった、新しい家、新しい車、新しい家具、新しい服装、そして、更に新しいクルーザー、新しい別荘などへとその価値観はどんどん拡大していき、それらをまた所有するという価値観、つまり、新しいものと所有に高い価値を置いていました。しかし、現代の若者を中心に広がっている価値観は、古くても良いもの、所有よりも使用へと変化していると思います。

もちろん、このような価値観の変化の背景には、実質所得の現象や将来に対してのキャリアや老後不安ということもあり、節約志向というマイナス的な要素もありますが、環境問題に対する意識や所有することよりも賢く使うことの方が意義があるという価値観の転換があるというように判断しています。

シェアリングビジネスについては、シェアハウスやカーシェアリング、自転車のシェアリングなどがもうすでに始まっており、カーシェアリングについては急成長しています。

そしてこれから、背景の1で書きました人口減少に伴う空き家という問題はこれからますます深刻化していきます。これらの空き家をリフォームしてインターネット上でプラットフォームを作り賃貸として貸し出して住宅地過疎化を防ぐビジネスはとても重要になってきます。また、訪日外国人の急増によりこれから宿泊施設の大幅な不足も問題になっており、民泊の規制緩和などが始まっています。

これも、空き家を活用してビジネスになると思います。

また、別荘に関しても、年間に数週間しか使わない別荘が山ほどあります。

クルーザーだって、年間何日使うかという所ではないでしょうか。

これらを、インターネット上でプラットフォームを作りシェアしていくことで、オーナーも試用者も経済的な恩恵を受けることが可能になります。

つまり、空いてるものは親でも使え、空いてるものはネコでも使えということで、猫カフェなどもいわゆるシェアリングビジネスのひとつではないかと思います。

人も工場も同じです。

専門スキルをもった人達を、ネット上に登録してもらい、素早くタイムリーにリーズナブルな価格で、登録企業が活用できる専門家シェアのプラットフォームのクラウド・ワークスなどは立ち上がっています。

また、印刷関係では、印刷工場をもたないで、印刷物の印刷をネット上で請負い、登録された印刷工場の空いているところに印刷を依頼するラクスルのような会社は急成長しています。

なにしろ、印刷工場は非常に多く存在し、そして、紙媒体からデジタルへの急速な移行があり、印刷工場のキャパシティは、需要に対して大幅に上回っているということで、この空いている状況をしっかりニーズとマッチングさせることで急激なビジネス拡大に繋がりました。

空いている土地、空間、家、物、人・能力、工場・機械、乗り物、などを持っている人と使用したい人をマッチングするビジネスが、これからどんどんインターネットというインフラをベースに、クラウドスペースを使い、SNSという情報網も利用して拡大していくと思います。