九州北部豪雨での流木の脅威

2017年7月15日(土曜日)

7月初めから九州北部に降り続いた豪雨のために、福岡県と大分県を中心に30名以上の犠牲者を出す被害が発生しました。

被害に遭われました皆様へ心よりお見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

今回のような梅雨前線の停滞による九州北部の豪雨というのは、今回が初めてではなく、平成24年にも同じように梅雨前線の停滞による豪雨というものが発生していて、5年間に2回の被害が発生しています。

これは、私の仮説ですが、海水温の上昇による積乱雲の異常な発達が影響しているのではないかと思っています。また、冬場の雪についても近年多くの雪が降るという状況が見られますが、これも海水温上昇による雪雲の異常な発達が原因ではないかと思っています。

そして、今回の九州北部の被害で気づいたことは、流木の異常な多さです。流木が川をせき止め、川を氾濫させ、橋げたに引っ掛かり橋げたを破壊するという画像がありました。

そしてこの流木を見ますと、まっすぐな直線の木、つまり、杉やヒノキのような針葉樹と思われるものがほとんどのように見えます。

これらの、針葉樹は自然林ではなく植林した林から出たものではないかと考えています。

私は、花粉症がひどいことから毎年花粉症の季節に、この人工林のスギは必要最小限の手入れされたスギを除いて伐採し、自然林に戻すことが抜本的な解決であると数回にわたりブログに書いてきました。

その理由を再度以下に記載します。

1.スギ林は自然の森林と比較して保水力が弱く水不足になりやすい

2.スギ林は自然の森林と比較して土砂災害を起こしやすい

3.スギ林の増加は、日本の豊かな森の生態系を脅かしている

4.スギ林は四季折々の日本の山の景観を阻害している

5.スギアレルギーの原因となっており、社会的損失が拡大している。

日本の国土の3分の2が森林であり、その40%が人工林になっています。

今回の九州北部の豪雨による映像を見るとどの映像も、流木の多さが際立っていました。

流木が橋げたに引っ掛かり川を氾濫させ、橋げたを壊し橋を崩落させ、住宅に襲い掛かり、窓からまっすぐな刃のような流木が家の中に突き刺さった映像などは、本当に恐怖感を覚えるものでした。

本来、高度成長期で家を建てるためのスギが手入れも伐採もされず、豪雨により流され、川を氾濫させ、外国の木材で作った家に突き刺さったとしたらこれはもう、皮肉では済まされない事態ではないでしょうか。

この、内容については私がネット上の一部の画像・映像を見ただけの感想ですが、雨の多い亜熱帯の日本の山に、針葉樹を植え続けてきたことは、日本の豊かな自然を脅かしていることは間違いないと思っています。

日本の国土の3分の2が森林であり、日本の自然は森林そのものです。そして、豊かな森林が河川を安定させ、また、海の自然も森林の豊かさに依存するということは、森林を守ることがとても重要であるという結論になると思います。